空き家の売却 解体費用 いつ支払う?

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実家が空き家になっている。この場合、将来的に子や孫が住むために残している、
いずれ賃貸したい、売却したい、何もしたくない・考えていない、
等様々な理由で空き家となっています。

悩みとしては、草刈りやごみの投げ捨てなどで管理が大変だ、
固定資産税の負担が重い、兄弟共有名義で売却する・しないでもめている、
不法侵入や放火など、心配事が沢山あります。

また、売却したくても近くに住んでいないため、いくらで売れるか、
諸費用はいくらか、税金はいくらか、手取りはどのくらいになるのか、
どの不動産会社に頼むか、判断がつかないことばかりです。

空き家の売却は、二つに分けられます。

一つ目は、現状の空き家のままで売却することです。

メリットは、売却してお金が入ってくるときに諸費用が精算されるので、
先に現金を手出しする必要がないこと、さらに、
解体費用や測量費用などの大きな費用の出費がないことです。
測量費用は売主が負担することもあります。

デメリットとしては、費用の出費がない分、売却額が低くなります。
なお、家財道具を処分し、家屋内に何もない状況での引渡しになります。
家財道具の処分を業者に依頼すると少なくとも20~30万円の処分費用が発生します。
業者に依頼するとしても、事前に、家族写真や大切な品を整理することで、
親との思い出の整理、心の整理にもなりますので、おすすめです。

空き家の状態で売却しても、すぐに解体され、更地にされることがありますので、
売却の自宅の写真や思い出の品の搬出を忘れないようにしましょう。

二つ目は、空き家を解体して売却することです。

メリットは、空き家に比べて高く売却できる点にあります。
デメリットは、買主が購入して売却資金を取得する前に、
解体費用や測量費用を業者に先に支払う必要があります。
つまり、お金の手出しが先になります。
解体費用は、家屋本体のみならず、ブロック塀・石垣・庭木・庭石・
地中の浄化槽や杭などの除去が含まれます。
また、アスベストの事前調査や届け出費用もかかりますので、
想定以上の費用が発生する場合があります。
複数の会社から相見積もりをして、工事業者を決定しましょう。

どちらがお得?

解体して売却した方がお得(よりお金が残る)かは、
解体費用含めて諸費用次第となります。
古家付きの場合は、解体時の想定外のリスクも考えて、
売却価格が低く抑えられる場合もありますので、十分な比較検討が必要となります。

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